使いやすいアプリを目指して

アプリ開発では、アプリの画面レイアウトの設計段階で苦労している点がいくつかあります。最初に挙げる点は、多言語に対応しなければならないということです。日本語や中国語など漢字を用いた言語と、英語のようにアルファベットを用いた言語では同じ表現の文章でも文字数に違いが生じてきます。アプリの場合、あらかじめ決められたスペースの中で文章が入力できるようにしなければならない事態が少なくいないため、多言語による文字数の違いに苦労する人は多いようです。

次に挙げる点はアプリを使い勝手の良いものにするために、シンプルな状態に保つ必要があるということです。アプリはユーザーに飽きられないよう、さまざまな機能が追加され増えていきます。しかし、機能を増やすことで画面の中が煩雑になってしまい、扱いにくいアプリになってしまうリスクがあるでしょう。そこで、そのようなリスクに陥らないようにアプリを定期的にメンテナンスし、使いやすいシンプルな状態にすることが必要になってきます。細かく述べると、古くなってしまった機能やほとんど使われていないような機能をメニューの中などに移動したり、全く使われた形跡がない機能をユーザーに気付かれないように削除したりする場合があるのです。

このようにアプリを開発する人は、アプリが常に使いやすいような状態を維持することにも労力を費やしています。アプリ開発の際には、ユーザーから使いたいと思われるようにメンテナンスにも力を入れて取り組んでいるのが現状です。